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申告・納税 完了・完結の喜び

5月31日、第12期の確定申告と納税が無事完了しました。

完了、完結の喜びをブログに書きたいと思います。


法人税の申告書を攻略したい


当社は、3月決算です。そのため、5月31日に法人税・消費税の申告と納税をする義務があります。

実は、私、法人税の申告書を攻略したくて、(スーパーマリオのステージを攻略するような感覚で)税理士さんに頼らずに、毎年自分で申告書を作成しております。

 1期目~8期目までは、決算書と勘定科目内訳書と法人事業概況説明書は、弥生会計ソフトで作成して、法人税申告書は、手書きで作成しました。別表4と別表5のつながりが分からず、税理士事務所に勤務する同級生に、検算をしてもらっていました。

 9期目からe-taxとeL-taxを利用して電子申告に挑戦しました。倒産防止共済の掛け金を貸借対照表の資産へ計上しつつ、法人税の計算上は損金として計上し、「貸借対照表は美しく、納税額はなるべく少なく」を実現できて嬉しかった。昔は、電子署名のために、電子証明書の取得が必要だったと思いますが、今は法人の代表取締役のマイナンバーカードで電子署名ができ、費用もかからず嬉しいです。

 11期目から消費税の申告も始まり、初年度は、簡易課税を選択していたことが、裏目に出て消費税を多めに納税するはめになりましたが、制度選択の難しさを身をもって体感しました。


今回の法人税申告書のやり直しは3回


 そして今回、12期目。作業時間は、トータル8時間で何とか納税まで完了できました。

簿記論と財務諸表論の勉強を続けてきた成果もあり、別表4と別表5と決算書の株主資本変動計算書の繋がりが見え始めてきました。

 

 今回の失敗は、消費税額の試算が間違っていて、100円納税額が増えたので、利益が変わってしまい、法人税の申告書を1からやり直しました。申告書のやり直しは3回でした。つまり、決算書と別表4と別表5の検算を3回やったわけです。

 簿記論、財務諸表論だけでなく、法人税法も勉強したらやり直しなしで1発完成できるかもしれません。


なぜ、自力でやるのか?


 電子申告用のソフトも無料で自動更新してもらえるし、毎回、作業負担は微妙に軽減されているように感じますが、1期でも抜かすと「変化に対応できないかもしれない」という心配も少しあります。

12回やっても、まだ作業としてやっている部分もあり、やる度に「なるほど~、そういうことだったのね!」に出会えます。

 

しかし、それ以上に完結できた時の、この達成感!!!

納税額を確定させて、納付する時の「国民の義務」をきちんと果たしている感じ。

そして、出来上がった決算書類・申告書類を見ながら、自社の成長を客観視する時間もまた味わい深いです。

 

世の中の多くの会社が、税理士さんに30万円ほど払って、申告をお願いしていると思いますが、私にとっては、かけがえのない勉強材料です。

税務署の方からも間違いを教えてもらえるので、こんなありがたいことはありません。

 

税務申告書づくりは、私にとっては、自社のことに目を通し、隅々まで気を巡らせる、絶好の機会だと感じているのです。

 

<ご注意>

税務申告書の作成指導や代行は税理士の独占業務ですので、当社はご相談に対応できかねます。ご了承ください。

当社は、税務申告をスムーズに行うための月次試算表の作成代行、および経営管理のための資金繰り表の作成支援及び代行をしております。

 

【記事担当:西田